3人の元気な子どもたちに囲まれて、ユーカリが丘で暮らすY様ご夫妻。仕事に、趣味に、子育てにと、忙しくも楽しい日々を過ごしているそうです。幼い頃は自然がいっぱいの故郷で育ったというお二人に、ユーカリが丘の自然環境と、お子様の成長について詳しく伺ってみたいと思います。
子どもたちが伸び伸びと過ごせる環境を探して、見つけたのは自然と便利さのハイブリッドな街
ご主人:
ユーカリが丘に来る前は都心への通勤の便がいい、埼玉県の中心部に住んでいたんですよ。そこで結婚をして妻も一緒に住むようになって、最初の子が生まれてから半年くらいしたときかな、コロナが流行りだして。翌年に真ん中の子が生まれたんですが、その頃は世間全体として「外出を自粛しましょう」っていう時期だったんです。
奥様:
その頃に住んでいた街は何もかもがきれいに整っていて、ギュッと集中している都会だったんです。その中で外出まで制限されるとかなり閉塞感がありましたね。そんな状況で家族4人で暮らしているうちに「これじゃ子どもたちを伸び伸びと育てにくいかもな」って思うようになったんです。

ご主人:
そうだよね、夫婦二人とも九州の自然豊かな地域の出身で、緑や海に囲まれながらスペース的にも余裕のある環境で育ってきたからなおさらだったよね。
そういったことがきっかけで、自然があふれる場所、子どもたちが伸び伸びと成長できる場所を探してたどり着いたのがユーカリが丘だったんです。
奥様:
ユーカリが丘の自然って、街路樹みたいな景観だけじゃないんですよ。近くの井野という場所には手つかずの森もあって。
実は山万の方に紹介していただいて、その森の近くにある古民家の裏手で去年、竹を切らせていただいたんです。そして家族ぐるみで仲良くさせてもらっているお友達と、自宅の庭で“流しそうめん”をしたんですよ。
ご主人:
あれは楽しかったよね。子どもたちも目をキラキラさせてて。そんな感じで、自然のものを「そのまま使っていいよ」って言ってくれる街全体の雰囲気というか“土壌”があって、その中で子どもたちは楽しく伸び伸びと過ごしてる。まさに私たちが抱いていた「子育てをするための街」っていうイメージが具現化されてるんです。
それと言うのも街自体が「多くの子どもたちを受け入れられる形」になってるってことがポイントなんじゃないかな。
都会化が進んでしまっているところだと、子どもがあまり多くないことを前提に街が設計されているように感じました。でもユーカリが丘って山万さんが開発を始めた当初から「子どもたちを育てるための街」を想定して作り上げてくださっている。当時山万さんが打ち立てた理想が、今まさに我々の理想に刺さっているんです。
たとえば都心部だと、土地活用の仕方とかも“より効率的に”っていう考え方で進んでしまっているんですけど、ユーカリが丘は効率よりも「ゆとり」とか「空の見え方」とか「環境との共生の仕方」とかをしっかりと思案されたうえでこの時代に引き継がれていて。それってほぼ奇跡的なものなんじゃないかなって思うんですよ。

奥様:
そうかも! 私たち、九州出身って言いましたけど、中心部からは離れたところだったんです。そこと比べるとユーカリが丘は流石に自然の多さでは敵わないかも知れないですが、ここはいい意味で都市化してるというか、自然の中で街として成立してる感じ。
ご主人:
そうそう、自然の良さと街としての機能が混ざりあったハイブリッドな環境だよね。
私も妻も、住まい探しをしていた頃の職場は都内だったんです。そうした仕事環境を維持することも、子どもたちが伸び伸びと成長できる生活環境も大事。それを目指して整えてきた結果として、このユーカリが丘での暮らしがあるんです。
自然の中で遊ぶとき、子どもたちには「分け合う」っていう気持ちが芽生えるのかも
ご主人:
ユーカリが丘で自然と触れ合うのにおすすめのポイントは、やっぱり南公園ですね。遊具もたくさんあるんですけど、なにより広くて何も無い原っぱがあるんですよ。子どもたちが想像力を発揮しながら遊びやすいというか。「自分たちで遊びを探してごらん」って言うと自由にいつまでも楽しそうに遊んでますね。

あとユーカリが丘の街の中に「樫の木」っていう山万さんが運営している農産物の直売所があるんですけど、隣接の森の中にバーベキュー場があるので友だち家族と集まってよく利用させてもらってます。
生活しやすい環境も整っていながら、自然を身近に楽しめるところがすごく気に入ってるんです。
不思議なのが、子どもたちっておもちゃを使って家の中で遊んでるときにはたまに取り合いになっちゃってケンカすることもあるんですけど、外で遊んでるときはケンカすることなんてまず無いんですよ。
奥様:
そうだよね、キャンプのときもバーベキューのときも、子どもたちがケンカすることってないよね。自然の中だと取り合うものが無いからなのかも知れないですけど(笑。
ご主人:
やっぱり外で伸び伸びと遊べるっていうのは、子どもたち自身が知覚しているのか否かは別として、すごく心地がいいんだと思います。
もしかしたら、家の中で自分が所有しているもので遊ぶときにはどちらかというと「独占的」な気持ちが生まれて、自分が自然の中に入って遊ぶときには「分け合う」っていう気持ちが生まれる。そんな違いがあるのかも知れないですね。
子どもたちは今「想像」の中から「創造」する自分をデザインしている真っ最中
奥様:
子どもたちには、何にもない状態で「どうやって遊ぼう」とか、自分で考えながら作り上げられるようになってもらいたいというか。小さい頃から遊びの中で培っていって、大きくなってからは勉強でも仕事でも、自分の力で工夫できるようになって欲しいって考えてるんです。
ご主人:
うん。いま話に出た「工夫」について、こどもたちへの教育の観点からお話すると「非認知能力」の成長を大事にしています。算数とか、文字が上手くかけますよなどの、テストで測定できるような「認知能力」だけじゃなくて、集団活動の中でどう自身の力を発揮するか、みんなをどうまとめるか、指針になる意見を作り上げたりとか。自分が主体的に取り組んで創意工夫するような「非認知能力」を重要視しています。
今はまだ未就学児なので、その能力を体中を使って吸収して伸ばしていく時期だと考えてます。だからたくさん自然に触れてもらいたいし、なにか「困ったな」ってときには「じゃあどうしたらいいと思う?」って聞いて子どもたち自身に委ねるようにしてるんです。
これって学校ではなかなか教えてもらうのが難しいことだと思うんですよ。それができる環境を求めてユーカリが丘に引っ越してきたと言ってもいいかも知れない。
私は仕事柄、AIを使うことが多いんですけど、AIは不可逆的に進歩するものと言われる時代になっているからこそ、これからはAIに使われる道を歩むか、AIを使いこなしていく道を作り出すか。自分自身の人生をどうやって創造していくかを課題にしてほしい。
まずは目指すゴールを定めて、そこへどうやってたどり着くのか、自分で取捨選択していってほしいなっていつも考えてるんです。

奥様:
例えばバーベキューをしていて「着火剤が足りなくなっちゃった!」ってなったとき、子どもたちには「じゃあどうする?」って聞くんです。
そしたら「葉っぱ集めてくる!」「枝集めてくる!」って答えが出てきて。よしやってみようって集めた後に、燃える枝と燃えない枝って出てきますよね。そのときの「なんで燃えないんだろう」「こっちの葉っぱはよく燃えてるね」っていうことも、子どもたちが学んでいくきっかけになるんです。今はそうやって子どもたちが自分で考える力を培っている最中かな。
実はこれも私たち自身が楽しんでやってることの延長線上なんですけどね(笑。
ご主人:
あと、私はコーヒーが好きで、自分で焙煎して抽出したエスプレッソをよくお客さんにも飲んでいただいてるんですが、出会ったことのない美味しさだと褒めてもらったことがあるんです。
そうやって手作りのものの良さや本当にいいものを知るっていうことは、世間一般で出回っているものとの違いを知ることにつながると思うんです。子どもたちも良いものの違いを体感していくことで、なかなか出回っていないような貴重なものを、自分で手に入れられる環境を作ろうとするはずなんです。その環境を自分で“デザイン”できるような力を持ってもらいたいなって思いますね。
アクセス環境、住環境、そして自然。ユーカリが丘で育まれる、子どもたちの“生きる力”
ご主人:
私たちが暮らしていく街を探そうってなったとき、まずはgoogleマップを眺めることから始めたんですよ。都内での仕事と、自然の充実具合、両方がバランスできる距離感の場所を探したというか。
今はリモートワークが中心ですけど、どうしても都内にいくことが必要なときもあって、都心への移動も物理的に可能な距離感と交通の便が必要だったんです。
そうやって探した結果、私も妻も職場環境に大きな変化がないままユーカリが丘に移住してこられたんですよ。
奥様:
googleマップで調べたとき、「空港が近いと旅行も行きやすいね」「東京駅まで1時間で行けるね」「車で1時間も走ったら九十九里の海にも行けるね」「山武市まで行ったらいちご狩りもできるよ」っていう感じで楽しかったね。
ご主人:
そうそう、素敵なところがいっぱいある中で、だんだん的を絞っていったらユーカリが丘に辿り着いたんだよね。
それで都心部にも出やすくて、自然の中でたくさんのことを学べて、住環境としても不便がない。そんなハイブリッドな街だったからこの街に決めたんです。

奥様:
よかったらこれも召し上がってくださいね。子どもたちが自分で「作りたい!」って言って生地からこねて作ったビスケットなんですよ。
今日インタビューに来てくださるって聞いて、この子たちすごく楽しみにしてたんです。
ご主人:
私たちがお客さんに来てもらうことが好きだからか、子どもたちもなんだかワクワクしちゃうみたいで(笑。
先日も子どもたちと一緒に庭に生えていたドクダミを摘んでお茶を作ろうって、今乾燥させてるところなんですよ。
今、子どもたちは自宅の中でもいろんなことをやろうって気持ちになってくれています。好奇心が刺激されて、自分でそこに辿り着こうとする力。たくましく生きていくために大切な力が、このユーカリが丘で育まれていってるのかなってすごく感じてますね。
「自然の中だと子どもたちが本当に嬉しそう」とおっしゃるご主人の目こそが、キラキラと輝いていたことがとても印象的なインタビューとなりました。
ユーカリが丘にたくさん残された自然とのふれあいの中で、子どもたちが何を感じ、何を吸収していくのか、それを日頃真剣に考えていらっしゃるY様ご夫妻。こうした方にユーカリが丘を選んでいただけているということを、改めてスタッフ全員で共有していきたいと思います。